企業がクラウドサービスを利用するメリットのひとつとして、メンテナンスや管理コストの軽減があります。しかし、クラウドサービスを導入すればすべての業務がゼロになるというわけではありません。たとえば、クラウドサービスの監視。AWSではデフォルトでCloudWatchという監視サービスがありますが、これはAWSの監視に特化したサービスのため、オンプレミスの監視はできません。これでは運用者の手間を大きく軽減というわけにはいかず、かえって手間がかかってしまうことさえあります。そこで今回はAWSとオンプレミスの一元管理が可能なツール、Zabbixをご紹介します。

サーバやネットワーク機器を監視することの重要性

一口にサーバといってもWebサーバ、メールサーバ、データベースサーバとさまざまな種類のサーバが存在します。そして、ネットワーク機器もパソコン、FAX、プリンターなど、どれも日常の業務で当たり前のように使うものばかりです。これらのサーバやネットワーク機器は、どういった職種であれ、業務を行っていくうえで欠かせません。そのため、何かのトラブルがあれば業務に大きな支障をきたすことはもちろん、場合によっては自社だけではなく取引先や顧客にまで大きな損害を与えてしまう可能性もあります。そこで重要となってくるのが、サーバやネットワーク機器の監視です。

サーバやネットワーク機器を監視することのメリットは、障害が起きるリスクを軽減するだけではありません。もしもの障害時にも、現状の把握や原因分析が行えることで早急な対応が可能になります。システム停止の時間が長引けば長引くほど、企業の損失は増していきます。サーバやネットワーク機器をしっかりと監視することは、障害が発生するリスクを軽減するとともに、万が一の際、企業の損失を最小限に抑えるという意味でも非常に重要な役割を果たすことになるのです。

AWSの監視ツール、CloudWatchの問題点

現在、多くのデータをクラウドベースで管理する企業が増えています。その中でも多くの企業が活用しているAWS。このAWSにもデフォルトでCloudWatchという専用の監視サービスがあります。もちろん専用ツールのため基本的には無料で利用できますし、導入の手間もほとんどかかりません。ただし、問題点も存在します。それはAWSの監視しかできないという点です。

企業はAWSを導入しても、ネットワーク機器などはオンプレミスのままといったケースも多く、AWSしか監視できないとなると、オンプレミスのネットワーク機器の監視はまた別のツールを使わなくてはなりません。そうなれば、運用者の手間はさほど軽減されることもなく、2つの監視コンソールで運用することは、かえって手間が増えてしまう場合もあります。

AWSとオンプレミスの一元管理が可能なZabbix

企業がリスクを軽減しつつ、システム運用者の手間を最小限に抑えるには、AWSとオンプレミス、どちらもシームレスに一元管理できることが重要なポイントです。そこでおすすめしたいのが、Zabbixです。

Zabbix は、Zabbix SIAが開発した世界でもっとも人気のあるオープンソース監視ソリューションの1つで、ネットワークに接続されたサーバ、ネットワーク機器の死活やキャパシティ、パフォーマンスをリアルタイムに監視します。

Zabbixのメリットは、Zabbixの外部チェック機能を使用することによりAWS、オンプレミスを一元で管理できる点です。どちらの監視もZabbixの管理コンソールを確認するだけで可能になるため、システム運用者の手間を軽減します。

ただし、外部チェック機能はZabbixサーバがシェルスクリプトまたはバイナリを実行することで行われるチェックのことで、AWSから値を取得するためには、AWSから提供されているSDK(API)を使用して開発言語でコードを書く必要があります。

また外部チェック機能使用してAWSのAPIを利用してログ情報をZabbixのDBに保存することによってログの長期保存が可能なうえ、保存期間を任意の長さで設定可能な点も大きなメリットといえるでしょう。

監視ツールは、AWSのAPIと連携できるツールを選定するべき

システムやサーバ運用者の手間やコストを軽減するクラウドサービス。しかし、オンプレミスがゼロになるわけではないため、AWSのAPIと連携し一元管理できることが、本当の意味で運用者の手間を軽減します。そのための監視ツールには、AWSのAPIと連携できるツールであるZabbixがおすすめです。弊社ではZabbixを使ったAWSとオンプレミスの一元管理サービスを提供していますので、監視ツールの検討をされているのであれば、ぜひお問合せください。

参考: