AWSへデータを移行するには主に3つの方法があります。この3つの方法にはそれぞれに特徴があり、その特徴をしっかりと把握することが、自社のシステム移行をスムーズに行うためのポイントです。そこで今回は、AWSへのデータ移行の方法とそれぞれの特徴、メリット・デメリットをご紹介します。

AWSへのデータ移行、3つの方法

AWSへ自社のシステムを移行する3つの方法とは、次の通りです。

1. VM Import

VM Importとは、オンプレミス環境の仮想サーバをAWS環境に移行する機能です。この機能を使うことで、既存の環境にある仮想マシンイメージをそのままAmazon EC2にコンバートして移行をすることができます。

2. サーバ再構築&データ移行

サーバを再構築し、アプリケーションのデータを移行します。

3. マイグレーション製品

マイグレーションとは、システムやデータの移行作業のことであり、マイグレーション製品とは、それを行うためのソフトやツールを指します。AWSへの移行に対応した製品もいくつか販売されていて、それを使ってデータの移行をします。

AWSへのデータ移行方法、それぞれのメリット・デメリット

VM Import、サーバ再構築&データ移行、マイグレーション製品。これら3つのデータ移行方法のどれを選択するかは、それぞれにどういったメリット、デメリットがあるのかを知る必要があります。それぞれのデータ移行方法のメリット、デメリットを次のようにまとめました。

1. VM Importのメリット・デメリット

VM Importを利用するメリットは、Amazon EC2の機能の1つであるため、Amazon EC2およびAmazon S3の標準的な使用料金のみで利用可能で、追加料金はほとんど発生しない点です。できるだけ費用をかけずにデータ移行をしたい場合におすすめの方法といえるでしょう。これに対してデメリットは、システムバックアップデータをアップロードし、コンバート作業が必要となり、データ移行時にシステム停止時間が長くなること、システム領域ディスク容量の最適化が難しいことです。

2. サーバ再構築&データ移行のメリット・デメリット

サーバ再構築&データ移行を利用するメリットは、移行するデータ量に合わせてディスク容量を最適化することで余計なコストをかけずに済む点です。デメリットは、サーバを新規構築するため、アプリケーション初期設定が必要になること、そして、移行時にアプリケーションデータを移行するための時間がかかることです。

3. マイグレーション製品のメリット・デメリット

マイグレーション製品を利用するメリットは、VM Importやサーバ再構築&データ移行に比べ、システムの停止時間をもっとも短くすることが可能な点です。決済システムや企業の基幹システムの移行など、できるだけ停止を避けたいシステムのデータ移行をする場合に最も適した方法といえます。デメリットは、VM Import同様、システム領域ディスク容量の最適化が難しいことです。

AWSへのデータ移行に最適なZerto Virtual Replication

一般的にデータ移行に求められることは、移行のスピードです。なぜなら、いかにスピーディなデータ移行ができるかで、業務のタイムラグを作らず、効率アップができるからです。そこでおすすめしたいのが、ほかの方法に比べシステム停止時間をもっとも短くできるマイグレーション製品の利用であり、かつAWSへのデータ移行に最適なZerto Virtual Replicationです。

Zerto Virtual Replicationの大きな特長は、イニシャルの大容量データをスナップショット、パフォーマンスへのインパクトなしに同期する点です。これによって数百台の仮想マシンでも時間をかけずにすばやく効果的にデータ移行を実現します。既存の仮想マシンにエージェントのインストールをする必要なく、移行元の環境に影響を与えない点が他の製品との差別化ポイントになります。

弊社はZerto社のパートナーで、これらの技術的な仕組みを理解しており適切に取り扱うことができます。弊社にデータ移行をご依頼いただければ、移行作業も安心して行うことが可能です。

それぞれの企業の状況に応じた使い分けがポイント

大量のデータをできるだけ短時間でシステムを停止させることなく移行させたいといった希望がある場合、Zerto Virtual Replicationを使うことは、ほかの方法に比べもっとも理想的な方法です。ただし、それほどデータ量が多くない場合や、土日停止可能なアプリケーションサーバは、VM Importから検討したほうがコスト面でお得になる場合があります。最終的にはデータ量や移行にかかる時間を勘案のうえ、もっとも適した方法を選択することになりますが、もし最適な方法を決めかねている場合は、ぜひ弊社にお問合せください。

参考: