おすすめのDXの始めかた

DXの意義や目指すところは分かった!国内の状況も分かった!ではいよいよ競合に先んじて自社のDXを進めよう!とお考えの方も多いと思います。
チョットだけお待ちください。当社の経験上、DXには企業規模に応じておすすめの始めかたがあるように感じています。今回は中規模以下の企業におすすめのDXの始めかたをご紹介します。

DXの対象範囲

DXへの理解が深まると「変革」という言葉に影響され、かなり大々的な業務改革と、そのための多額のITシステム投資をご検討される企業が多いと感じます。それもそうです。「変化」ではなく「変革」ですからね。力が入るのも無理はありません。

たしかに、予算も豊富でDX推進者の確保も比較的しやすい大企業では、大プロジェクトを編成し年単位の時間をかけて重要システムを刷新してDX実現を目指す動きも見られます。上手くDX実現まで到達できれば素晴らしい成果が期待できるでしょう。しかしながら、少なくない数の大企業ではDX推進に苦心しているように感じます。

一方、中規模企業では兼務が多く、業務変更も頻繁で、複数の担当者が互いの業務を持ち合いながら業務を進めており、担当者と業務の紐づけが難しい場合も多いのではないでしょうか?

このような企業では、一度ですべてを変えることは避けるべきと考えています。つまり、対象業務や担当者を小さな単位に区切り、少しずつ変革を進めていくことが成功への近道と考えています。

予算配分と推進体制

中規模企業ではDXにかけられる予算にも限りがあり、できればDX推進の初期の段階で一度に大きな予算を確保するのは避けたく、業績状況に応じて予算も調整しながら進めたいというケースも多いことでしょう。コロナ禍や世界情勢の影響などで半年先すら読みにくい時代です。現実を見据えながらDXも進めたいお考えやお気持ちは大変よく分かります。

DX実現はしたい。だが予算は限られる。体制も専任体制を持つことは難しい。
ではどうするか?難しく考えずに、少額予算で、1名や2名といった最低人数で、現実的に始めればよいのです。

最初の一歩

中規模以下の企業では「背伸びをしない」がキーワードです。
DXはデジタル技術を使って業務や事業・企業文化などの改革を図ることです。まずはIT化(デジタル化)の効果が一番大きそうな業務を見つけ、そこから着手するのです。

どんな小さな業務でも構いません。その業務をIT化することで、業務時間が大幅短縮できたり、コストが大幅に改善したり、担当者の業務負荷が大幅に下がる見込みのある業務を見つけてください。多くの企業では「一番大変」と思われている業務が対象になるはずです。

では、この「一番大変な業務」をIT化すると何が起こるでしょう?
いわゆるボトルネックが解消され、大きな業務改善効果が実感できるようになります。効果が高い理由は想像がつきますね。一番大変な業務が改善されたのですから。
これによって業務改善の実利だけでなく、成功体験も積むことができます。

全社DX実現に向けて

成功が実感できると改善へのモチベーション(動機)が生まれます。すると次々に改善対象業務が挙がるようになり、自発的な改善活動が少しずつ増えていくはずです。改善にスピード感が生まれ、新たな改善のアイデアも生まれるかもしれません。

決してあわててはいけません。できるところから少しずつ、がポイントです。
小さな積み重ねによる改善はやがて企業全体のDXにつながっていくことでしょう。

もう1つ重要なポイントがあります。それは「最初から100%の完成度を目指さない」ということです。まずやってみることが重要です。不足する機能や不具合はあとから追加や修正をすれは良いのです。大切なのはスピードと、楽しい・うれしい・助かるという心の動きを創り出すことです。

おすすめのDXの始めかた

皆さん、ここで一つ疑問に思いますよね。
「一番大変な業務」を具体的にどんなやり方で改善していけばよいのか?と。
IT化(デジタル化)というと、プログラミングをともなうシステム開発を思い浮かべ、ハードルが高いとお考えかもしれません。

今は月額課金で利用できるさまざまな種類のサービス(SaaS(=Software as a Service/サーズと読む))が数多く存在しています。皆さんの中でもすでに意識せずにSaaSを利用しているケースも多いのではないでしょうか。

当社ではゼロからシステム開発するのではなく、すでにご利用中のSaaS同士や、SaaSとSaaS以外のシステムを組み合わせて活用する(連携する)ことをおすすめしています。すでにあるものを上手く活用することでコストを抑え、利用開始までの期間を短縮し、手軽に効果を実感できることでしょう。

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