1. ソフトフォン連携
Amazon Connectの標準ソフトフォンをkintoneのカスタマイズビューに表示する機能です。
表示されたソフトフォンを使用し、受発信を行う事ができます。
使用方法
表示設定を行ったカスタマイズビューを開くと、ログインボタンが表示されます。

ログインボタンをクリックすると別タブでAmazon Connectのログイン画面が表示されます。

ユーザー名、パスワードを入力しサインインボタンをクリックしてください。
ログインが成功するとタブが自動的に閉じ、カスタマイズビューにソフトフォンが表示されます。
※「自動コンタクト履歴作成」が設定されている場合にもユーザー履歴が表示されます。

2. 自動レコード表示
カスタマイズビューのソフトフォンを使用し着信応答した際に、相手の電話番号でkintoneレコードを検索した結果を自動で表示する機能です。
着信時に「通話を受信」をクリックし、通話を開始します。

電話番号でレコードを検索した結果が1件だった場合、レコード詳細画面を別ウィンドウで表示します。
検索結果が複数件存在する場合、電話番号がマッチした結果を一覧で表示します。
マッチした電話番号が存在しない場合、レコードの新規作成画面を表示します。
3. ワンクリック発信
レコードの詳細画面に発信ボタンを表示し、クリック時にカスタマイズビューのソフトフォンから発信する機能です。
※発信を行う場合、Amazon Connectにログインしカスタマイズビューにソフトフォンを表示している必要があります。
発信ボタンをクリックします。

カスタマイズビューのソフトフォンで発信されます。

4. 自動コンタクト履歴作成
通話終了時に通話履歴レコードを自動的に作成する機能です。
- 電話番号
- 種別(着信/着信 不在/発信/発信 不在)
- 担当者
- コンタクト開始時間
- 通話開始時間
- 通話終了時間

5. 録音データリンク
Amazon Connectで録音したデータのリンク先を通話終了時に自動作成する機能です。
自動コンタクト履歴作成機能が使用されている事が前提となります。

1. Amazon Connectに必要な連携設定
ソフトフォン連携を行う場合、Amazon Connectのホワイトリストにkintoneのドメインを登録する必要があります。
登録手順は以下のとおりです。
1.① 連携するインスタンスの設定画面を開き、「アプリケーション統合」をクリック

1.② 「オリジンの追加」をクリック

1.③ kintoneのドメインを入力し、「追加」をクリック

2. kintoneにプラグインをインストールする
サイボウズ社ホームページ、「kintoneにプラグインをインストールする」を参照してインストールしてください。
https://jp.cybozu.help/k/ja/admin/system_customization/add_plugin/plugin.html#add_plugin_plugin_20
3. アプリにプラグインを適用する
3.① ソフトフォンを連携したいアプリの設定画面を開き、「プラグイン」をクリック

3.② 「プラグインの追加」をクリック

3.③ 「CROSS Link for Amazon Connect」にチェックを入れ、「追加」をクリック

4. プラグイン設定手順
4.① 設定モードを選択する
本プラグインの設定モードには下記の2つの設定モードがあります。
ソフトフォン連携を行う場合は「ソフトフォン連携設定をする」を選択し、発信機能のみを使用する場合は「「ワンクリック発信」のみを設定する」を選択します。

4.② オプション機能を選択する
設定モードで「ソフトフォン連携設定をする」を選択した場合のみオプション機能を選択できます。

オプション機能のチェックボックスにチェックを入れると、オプション機能の使用に必要な設定項目が表示されます。
※「自動コンタクト履歴作成」機能を使用した場合にのみソフトフォン右側にユーザー履歴が表示されます。
※「録音データリンク」機能は「自動コンタクト履歴作成」機能を使用する事が前提となります。

4.③ 設定値を保存する、設定をキャンセルする
プラグイン設定画面下部の「保存」「キャンセル」をクリックすると、設定した内容を「保存」または「キャンセル」することできます。

5. プラグイン設定値の注意事項
3.5.① セレクトボックスに表示される選択肢について
各選択肢に表示される選択肢は、関連するアプリで設定可能なフィールドのフィールド名が表示されます。
No | ラベル名 | セレクトボックス名 | 関連アプリ | 設定可能フィールド |
---|---|---|---|---|
1 | 着信応答 | 電話番号フィールド | アプリID で入力したアプリ | 文字列(1行) リンク(入力値:電話番号) |
2 | 発信 | 電話番号フィールド | プラグインを適用したアプリ | 文字列(1行) リンク(入力値:電話番号) |
3 | 自動履歴作成 | 電話番号フィールド | アプリID で入力したアプリ | 文字列(1行) リンク(入力値:電話番号) |
4 | 自動履歴作成 | 担当者フィールド | アプリID で入力したアプリ | ユーザー選択 |
5 | 自動履歴作成 | 種別フィールド | アプリID で入力したアプリ | 文字列(1行) |
6 | 自動履歴作成 | コンタクト開始時間フィールド | アプリID で入力したアプリ | 文字列(1行) |
7 | 自動履歴作成 | 通話開始時間フィールド | アプリID で入力したアプリ | 文字列(1行) |
8 | 自動履歴作成 | 通話終了時間フィールド | アプリID で入力したアプリ | 文字列(1行) |
9 | 自動履歴作成 | 録音データリンクフィールド | アプリID で入力したアプリ | リンク(入力値:Webサイトのアドレス) |
5.② 本プラグインで使用する電話番号のフォーマットについて
本プラグインで使用する電話番号は「-」なし、半角数値のみを想定しています。
その他フォーマットの電話番号を使用する場合、正常に動作しない可能性があります。
5.③ ソフトフォン連携を行うカスタマイズビューについて
ソフトフォン連携を行う場合、以下のカスタマイズビューを作成し、そのカスタマイズビューIDをプラグインに設定する必要があります。
No | 項目名 | 設定値 |
---|---|---|
1 | 一覧名 | 任意の一覧名 |
2 | 表示形式 | カスタマイズ |
3 | 表示範囲 | PC版のみで表示する |
4 | ページネーション表示 | False |
5 | HTML |
|
6 | 絞り込み | レコード番号=-1 |
サンプル
