Pica8社のレイヤ3 10GbEスイッチであるP-3920に対してRFC2544に準拠したパフォーマンス測定を実施。
P-3000/P-5000シリーズはハードウェアには汎用チップを用い、ソフトウェアにはオープンソースのアプリケーションを採用しているが、既存の製品と遜色ないパフォーマンスを発揮することを確認する。
2つのパターンでテストを実施する。それぞれのパターンにおいて通信のスループット(転送量)とレイテンシ(遅延)を測定する。また比較対象として、A社製10GbEレイヤ3スイッチについても同様の測定を実施。
スループットおよびレイテンシのレイヤ2の結果測定は次のとおり。
スループットについては、いずれのバイトサイズにおいてもワイヤーレートといえる数値が記録された。また、比較対象のスイッチでは64バイトのときのスループットで2割程度低い値が測定されたがP-3920スイッチについては安定的な数値となっていた。
レイテンシにおいては1/3から1/4程度の低レイテンシとなり、フレームロスの発生もなかった。
スループットおよびレイテンシのレイヤ3の結果測定は次のとおり。
レイヤ3の環境においてもワイヤーレートと言えるスループットを記録。レイテンシも比較対象より1/3から1/4程度の低い数値を記録した。こちらもフレームロスは発生せず。
テスト1およびテスト2の両方においてスループットについては既存のスイッチと同等あるいはそれ以上の数値が測定できた。レイテンシにおいては既存スイッチを大幅に下回る数値が測定できた。
以上より、P-3920スイッチは既存のスイッチと同等以上の性能を持つと結論づけられる。
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