Amazon Web Services × サイボウズ 導入事例
株式会社栄光 様

グループウェアとWeb データベースを
AWS へと移行
ユーザーの利便性が向上し、
運用負荷も軽減

集合写真

(写真左から、栄光 髙橋様、菊地様、松尾様)

株式会社栄光はZ会グループの一員として、首都圏を中心に約730教室の学習塾を展開。約6万人の生徒に対し中学・高校・大学の受験指導を行っているほか、科学実験教室やプログラミング教室などさまざまな学びの場を提供しています。数年前よりZ会グループでは、クラウド化が可能なシステムを順次クラウドに移行しており、同社でもグループウェアやWebデータベースなどAWSへと移行を実施しています。今回クラウドサービスへ移行した既存システムは、トラブル時のリスクや更新の際の負荷などの課題を抱えていましたが、クラウド化により解消。ユーザーの利便性が向上し、運用負荷も軽減されました。

株式会社栄光ロゴ
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株式会社栄光 様
所在地
東京都
設 立
1980年7月
資本金
1億円
事業内容
学習塾730教室(栄光ゼミナール、栄光の個別ビザビ、大学受験ナビオ、Z会エクタス栄光ゼミナール、アシスト学院)、栄光サイエンスラボ、栄光ロボットアカデミー、VAW栄光ハイスクールなどの運営
URL
https://www.eikoh.co.jp/
株式会社栄光菊地様
株式会社栄光髙橋様
株式会社栄光松尾様
課題
業務を支えるシステムだけに、トラブル時のリスクや更新の際の負荷に不安
解決
クロス・ヘッドの支援を受けて、グループウェアとWebデータベースを
オンプレミスからAWSへと移行
効果
クラウド化によりユーザーの利便性が向上し、運用負荷も軽減した

グループのクラウド化の方針に先だってAWSを導入

栄光の事業内容について教えていただけますでしょうか。

菊地様当社は1980年に埼玉・南浦和で「栄光ゼミナール」を開校し、現在では学習塾を中心に、主に小学生から高校生を対象としたさまざまな教育事業を展開しています。2012年には、学習サポートシステム「CATS@Home」のアプリをリリース。自宅のPCやタブレット端末から利用することで、映像やプリントで学習できるほか、塾からの連絡を受けたり、模試結果や各種情報誌などを閲覧できたりするようになっています。

今回、グループウェアとWebデータベースをクラウド上へ移行した背景を教えてください。

菊地様当社では、グループウェアとWebデータベースを長年にわたり利用してきました。しかし2018年頃から、Z会グループとしてシステムを可能な限りクラウド化する=AWSへ移行しており、当社でも検討を開始しました。

グループの動きにあわせて検討を始めたということですか。

髙橋様正確に申し上げれば、それ以前から既にAWSへの移行を検討していました。というのも、当社ではグループウェアのメッセージ機能やファイル共有などの機能を積極的に活用しています。そういう意味では、まさに業務を支えている存在であり、仮にトラブルが起きてサービスが止まってしまうと業務に大きな支障が出てしまうためです。
また、オンプレミス環境ではサーバーやストレージなどの機器はいずれ老朽化するため、更新の必要が出てきます。しかし、こうした状況のもとで機器を入れ替えるのはかなりの難事です。しかも教室は土日も開いていることが多く、長時間に渡りシステムを停止するにはスケジュール調整が難しく、チャンスは年に何度かしかありません。また失敗もできませんので、システム担当者に大きな負担がかかってしまいます。
これらの点を考慮し、クラウド化した方がよいと考えました。当社は2016年に教務支援システムをAWSへ移行しており、安定稼働していたということも決断を後押ししましたね。

システム構成図

長年にわたる保守の経験とAWS移行の実績からクロス・ヘッドを選択

移行のパートナーとして、クロス・ヘッドをお選びになった理由を教えてください。

松尾様クロス・ヘッドには、2007年からGaroonとデヂエの保守をお願いしており、10年以上のお付き合いがあります。ただ、以前は失礼ながらAWSの移行サービスを提供していることを知りませんでした。

クロス・ヘッドがAWS移行サービスを提供していることを、どうやってお知りになったのですか。

髙橋様2017年の秋、AWSの移行サービスについて情報を調べていたとき、たまたまクロス・ヘッドがプライベートセミナーを開催していることを知りました。そこでセミナーに参加してみたのですが、ご紹介いただいた実績は満足できるものでした。

他社の移行サービスも検討されましたか。

髙橋様今回の場合はしていません。移行の実績はもちろん、当社のグループウェアとデータベースの面倒を長年にわたって見ていただき、中身について知り尽くしている点を顧慮すれば、クロス・ヘッド以外の選択肢はなかったかと思います。

タイトなスケジュールで移行を実現、利便性が向上し運用負荷も軽減

実際の移行に際して、何かご苦労はありましたか。

菊地様2018年8月に導入を決定し、9月から構築をスタートさせました。発注が遅くなってしまったせいでスケジュールがタイトになってしまいましたが、学習塾という業種柄、システムを停止できるタイミングが限られており、直近では10月の3連休しかなかったため、どうしてもここに間に合わせる必要がありました。その点でだいぶ苦労しましたが、なんとか無事に終わらせることができました。

構築の際に工夫されたことはありますか。

菊地様オンプレミスからAWSへのデータ移行はどうしても時間がかかりますが、グループウェアが止まってしまっては業務への影響は計り知れません。そこでサービスに影響が出ないよう、サービス停止状態のデータをいったんコピーし、その後で差分コピーにかかる時間を計測。許容時間内にコピーできることを確認した上で、作業当日はサービス停止→最終差分コピー→サービス再開の流れで進めました。

Webデータベースはサポート終了が発表されていますが、継続してお使いになるのですか。

髙橋様2023年まではサポートされますので、そのまま使うことにしました。というのも、AWSの移行と同時に新サービスへ切り替えるのはリスクが大きいと判断したからです。ただ、将来的に後継のアプリケーションに切り替えることを前提に、運用サーバーのOSをLinuxからWindowsに切り替えました。後継のアプリケーションではWindowsサーバーしかOSのサポートされていないとクロス・ヘッドから提案を受けたからです。こうした有用な情報提供や提案をいただけるのはとてもありがたいですね。

運用開始後の状況を教えてください。

松尾様2018年10月から本番稼働をスタートさせましたが、トラブルもなく安定した運用が続いています。グループウェアについては移行に合わせてバージョンアップを行ったので、一部の機能が追加されたり、画面の表示が変わったりしていますが、クラウドへ移行したことはほとんどのユーザーが気づいていないのではないでしょうか。なお、オンプレミスのときにはストレージの容量が逼迫していたため、アップロードできるファイルのサイズを5MBに制限していたのですが、AWSへの移行後は10MBに緩和したので、ユーザーの利便性は上がっていると思います。運用面では、機器の更新を考える必要がなくなったのと、スケールアップが自在にできるようになったのがメリットですね。

今後のクラウド化への取り組みについても支援を期待

将来の展望について教えてください。

髙橋様先ほども申し上げた通り、Webデータベースの後継アプリケーションへの切り替えを考えています。これによりグループウェアとのさらなる連携が可能となり、BIとの連携による業務改善につながるでしょう。また、ActiveDirectoryを導入する予定もあるので、Garoonを起点とした各種システムへのワンクリックでの移動や、シングルサインオンの導入なども検討していきたいと考えています。

クロス・ヘッドへのご意見・ご要望などあればお聞かせください。

髙橋様私たちのAWS導入経験が少ないため、AWSの用語に慣れていなかったり、戸惑うこともあったのですが、クロス・ヘッドは丁寧に噛み砕いて説明してくれるので、とてもわかりやすく助かりました。今後も当社のクラウドへの取り組みは進んでいきますので、引き続きご支援をお願いしたいと思います。

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