システムとデータの両方を移行するため、クロス・ヘッドのクラウド移行サービスを活用。
システム移行、及びファイルデータの移行を完了。
(写真左から、SBIビジネス・イノベーター株式会社 清水様、鈴木様)
2021年2月にSBIビジネスサポート株式会社と株式会社SBIプロセスイノベーターが合併し、SBIビジネス・イノベーター株式会社が設立。組織統合に伴い、業務やシステムの統合・最適化を行う中、システムのクラウドリフトを決定。システムと共に大容量のデータを移行する必要に迫られました。
SBIビジネス・イノベーター株式会社 様
鈴木様SBIグループの中において、人材をキーにした事業を中心に展開しております。「Work Smart,live Smart,be inovative」を標語に、「人材×IT」の力で仕事と生活をSmartにし、Innovationを実現することを目指しております。主な事業内容としては、コールセンターのBPO事業等の業務委託、RPA導入支援等の業務効率化・改善支援、人材紹介・人材派遣等の人材・HRサービスです。
(SBIビジネス・イノベーター株式会社 鈴木様)
鈴木様実は合併してから暫くは、2つの会社はインフラが分かれたまま事業を進めていました。いずれ統合を進めなければとは考えていたものの、ネットワークやシステムは合併前のまま、バラバラで業務を始めていたんです。SBIビジネスサポートではオンプレミス環境、SBIプロセスイノベーターではAWS環境を中心にシステムを保有していました。合併から1年。データセンターの契約期限が近づいていることもあり、業務や資産の最適化を図るためにも、保有するファイルサーバーを含めたいくつかのシステムをクラウドに移行することを決めました。
鈴木様理由は、SBIプロセス・イノベーターが率先してクラウド化を進めていたためです。グループ会社の中でもクラウドに大きく乗り出している会社はまだまだ多くありませんでしたが、SBIプロセス・イノベーターは先行してクラウド、特にAWSを積極的に活用している企業でした。そのため、合併にあたりオンプレミスにシステム環境を戻すことは考えにくく、システムをクラウドで統合することは既定路線でした。
清水様以前、別のシステムをオンプレミスからクラウドへ移行する際にもご対応頂き、対応がとても丁寧だったことを覚えていました。過去にご対応頂いた経緯から、当社の環境を良く理解されていることも一つの要因です。実は、念のため他の業者にも提案を依頼したのですが、御社ほど幅広い支援を提示いただけた企業はありませんでした。品質と技術力の両面での判断から、御社にお願いしようと考えました。
鈴木様実は、システムの統合を計画していたのはお客様からの業務を受託する部門でしたが、今後は自社のシステム管理は情報システム課が主導で進めていくべきであるという方針になり、プロジェクトの推進担当が当初の部門から清水がいる情報システム課へ急遽移ることになりました。その決定が4月で、納期が同年10月・・・。人の異動や情報の整流等含めて、社内は大変混乱している状況でした。
清水様特に納期が厳しかったですね。プロジェクト内ではシステム移行、回線の手配、ファイルサーバーへのデータ移行・統合、等々。多数の作業が平行して動いていました。特に、ファイルサーバーへのデータ移行については、回線の手配とデータ移行期間の調整が難しい状況にありましたね。そんな中、御社から「AWS Snowball Edge」でのデータ移行をご提案頂けたことで、回線の引き込みとデータ移行を独立して進めることができました。プロジェクトのスケジュール調整が柔軟に行えたことは大きかったです。
清水様親身になって、本当に二人三脚で進めていただけたと感じています。プロジェクトですので、やはり小さなトラブルが多数発生していました。そのたびにお互いのタスクを確認しながら、私達に寄り添って作業を進めていただけた点が大変良かったです。データセンターの撤退期限を厳守頂けたスケジュール管理、プロジェクトで発生した変更に対する臨機応変な対応力、大変助かりました。
(SBIビジネス・イノベーター株式会社 清水様)
清水様ファイルサーバーをデータセンターからクラウドに移行したことによる悪影響、例えば接続が遅い・不便であるという声は、現時点で利用者からは上がってきておりません。クラウド化一歩目を無事に完遂できたのではないかと考えております。
清水様Microsoft 365の全社的な導入も検討しております。グループウェアやメール製品の見直しも含めて、様々なクラウドサービスを活用して業務環境を整備したいと考えています。
鈴木様今回のプロジェクトではデータを動かしただけ、ともいえます。データの中身を整理し、本当の意味での統合を進めていく必要があると考えています。また、今後の事業拡大によりシステムや従業員も増加する中で、取り扱うデータ量は一層増えていくことが予想されます。当然、取り扱う機密情報も増加することが見込まれるため、災害対策やセキュリティ対策についても今後は取り組みを強化していきたいですね。