DX成功のための予備知識② サービスの選び方 ~カオスマップ~

DX成功のための予備知識② サービスの選び方  ~カオスマップ~

DXをスモールスタートで着実に成功させるには、サービスを組合わせることが当社おすすめの方法と説明してきました。では、その組合わせるサービスはどのように選べばよいでしょうか。

今回は「カオスマップ」の紹介からサービスの選び方までみていきたいと思います。

カオスマップとは

みなさん「カオスマップ」はご存知でしょうか。

カオスマップは、1枚の図に特定の業種・業態に参入している数多くの企業ロゴやサービスロゴを配置したもので、あらゆる業種や業態毎に作成されています。
1枚の図で表現され、図の面積も限られるため、参入する企業やサービスの数が多くなればなるほど、図の中の1つ1つのロゴのサイズは小さくなっていきます。

以下はカオスマップの例です。


引用元)CAMELORS株式会社 2022年3月2日プレスリリース(PR TIMES掲載)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000045678.html

上図からも分かるとおり、参入数の多い業種や業態ではもはやロゴの判読が不可能なほど個々のロゴのサイズは小さくなります。
カオスマップによっては参入数が多く、無数のロゴが点のように配置されているものもあります。

カオスマップ上のロゴは、カテゴリ別に分類されている場合がほとんどです。分類されたロゴのかたまりが、まるで地図上の大陸を思わせ、図の全体が1枚の地図のように見えることから「マップ」と呼ばれています。

また、年を追うごとにロゴの数が増え、めまぐるしく入れ替わり、分類も出現・消滅を繰り返す状況を「カオス(混沌)」とあらわし、地図を思わせる見た目と合わせて「カオスマップ」と呼ばれます。
絶妙なネーミングですね。

カオスマップを見ると、業種業態に参入している企業やサービスの全体像が把握できます。また、それらがどのようなすみ分け(分類)になっているのかを知ることができます。

ここで注意です。
カオスマップには市場に参入するすべての企業やサービスが網羅されている訳ではありません
くわしくは次の「カオスマップの製作者は誰か」をご覧ください。

検索サイトで「カオスマップ」と検索すると、たくさんの検索結果が表示されます。
ぜひご自身が興味関心のある業種や業態のカオスマップを確認してみてください。

カオスマップの制作者は誰か

業種業態に参入する企業やサービスの把握に役立つカオスマップですが、もしかするとみなさんが目にするカオスマップは客観性に欠けるものもあるかもしれません。つまり製作者の意図が反映されている可能性があるということです。

カオスマップはメディア・調査会社・参入企業などが、それぞれに目的や思惑がある企業や組織が制作することもあります。たとえば購読数を伸ばすため、調査力を示すため、自社サービスの優位性を示すためなど、宣伝を意図して制作されている可能性もあります。場合によっては製作者にとって不利な情報が排除されているかもしれません。

どれか1つカオスマップを見ていただくとお分かりの通り、カオスマップの制作は調査や制作など、とても手間がかかる作業です。趣味でなければこれをボランティアで行うことはまず考えられません。費やした労力以上の何かを得られる目論見があるからこそ制作するのではないでしょうか。

カオスマップに限らず、情報を鵜呑みにすることにはリスクがともないます。
しかしながらリスクがあることを承知の上ならば、得られる情報はおおいに活用できることでしょう。
みなさんも業種業態に参入するプレーヤーの数や分類といった全体像をカオスマップで把握しつつ、そこには欠けている情報や、誤った情報があることも頭の片隅においてご活用されることをおすすめします

サービスの選び方

サービス選定のためカオスマップで全体感を把握したあと、欠けている情報や誤った情報はどのようにおぎなって、情報収集を進めるとよいでしょうか。

欠けている参入者情報を知りたい場合には、カオスマップに掲載されている企業やサービスの競合を検索してみましょう。「○○○ 競合」のように検索するとよいでしょう。もし検索結果に表示される企業やサービスがカオスマップに存在しなければ、ご自身で分類してカオスマップに配置してみてください。

ひと通りの「答え合わせ」が終わったら、次に気になるサービス同士を比較しましょう。サービス比較サイトを複数確認したり、サービス紹介記事やそのサービス自体のwebページを訪問することで情報収集が進みます。

情報収集にあたっては、あらかじめ比較の観点(項目)をいくつか設定し、各項目に点数を付けながらすすめることをおすすめします。こうすることで思いがけず自社にマッチするサービスを発見できるかもしれません。

ご自身の情報収集結果に客観性を持たせることができ、周囲への説明にも活用できますので、ぜひ点数をつけながら調べをすすめることをおすすめします。なお、各項目の配点は均一にするのではなく、みなさんの事情や状況に応じた優先順位で重み付けをするとよいでしょう。

とにかく試してみる

さて、カオスマップとその後の調べでいくつかのサービスに絞り込むことができました。ここから先はとにかく試してみることです。

サービスのより細かな内容や、使い勝手、性能などは実際に使ってみなければ分からないことも多いです。また、自社に適用した場合の利用料金試算なども必要でしょう。今ではあらゆるサービスで無料トライアル(お試し利用)が設けられています。

SaaSの場合は自社側に動作環境の準備は不要であることが多いので、気軽に開始、終了もできます。トライアルの際には可能であれば、複数名や複数端末から利用した場合の使い勝手や反応速度も忘れずに確認してください。
もしかすると、サービス側ではなく、自社側のネットワーク環境などに問題が隠れている可能性もあります。

とにかく試し、サービスの有効性だけでなく、自社環境の確認もおこなうことで、DX実現にむけた効果的なサービスの選択がスムーズにすすむことでしょう。

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