(写真左から、クロス・ヘッド 野上、佐村、 株式会社J-オイルミルズ 大山様)
Windows 11へのPC入れ替えとMicrosoft 365の導入プロジェクトを、十分な知見がない中で進めなければならないという課題を「情シスSAMURAI」が業務支援とコンサルティングでご支援。さらにITベンダーとの意思疎通も「情シスSAMURAI」が仲介することで、認識齟齬を減らし期待通りのプロジェクト進行を実現。
大山様一番分かりやすいのはいわゆるサラダ油でしょうか。キャノーラ油やオリーブオイルなどの家庭用・業務用植物油、大豆や菜種から油を搾ったあとのミール、業務用マーガリン類やスターチ、大豆機能性素材などのファイン製品の製造・加工・販売が基幹事業です。
これらの事業を通じて、目指すべき未来として「Joy for Life -食で未来によろこびを-」を企業理念に定めています。
大山様経営戦略や、経営基盤を支える情報インフラ機能の整備・高度化・業務効率化とセキュリティ対策等を担当しています。特に私の所属するインフラ・セキュリティグループは、インフラまわりと、ハードウェアとセキュリティに関する業務をしています。
大山様Windows 10端末を使用しているなかで、Windows 11端末に切り替えるということで、社内にナレッジがそこまで揃っていない部分がありました。我々が知っていることだけで進めると、世間とのずれが生じる可能性があり、良いなと思った機能について実現可否や実現方法での判断で、第三者的な目線が必要だと思いました。
実際問題、ベンダーさんとやり取りをしていると、ベンダーさんが勧めてくるものが本当に100%良いものか、我々だけでは判断できない部分が出てきます。この部分でも第三者的な目線、公平な目線を必要としていました。
大山様基本的にはPCのリース期間の兼ね合い、いわゆる時期的な課題が1つありました。
あとは4、5年も経つとPC自体の動きもかなり鈍くなります。Windows 11もリリースされて、新たな技術も出てきているので、新しいものを採用しセキュリティも向上させつつ、入れ替えをしようというところです。
そのため、入れ替え理由という意味では、まず経営に資するPCに入れ替えたいことがあげられます。つぎに古いPCでは少々生産性が落ちるので、生産性を上げたいという点です。あとは、最近ランサムウェアの被害も広がってきているので、セキュリティ強化ですね。セキュリティを強化したい、生産性を上げたい、かつ自社の情報システム部でのノウハウ・ナレッジを深めるという3つの大きな理由がありました。
(株式会社J-オイルミルズ 大山様)
大山様私の前任者が、以前クロス・ヘッドさんからご提案いただいた経験がありました。今回のプロジェクトもサポートいただけるのではないかというのが発端ですが、PMOと実働に合わせたチームでの提案をいただき、J-オイルミルズの一員としてPCの入れ替えに携わっていただけたというのが理由です。
私は、ちょうど今回のプロジェクトが具体的に始まるところでこのグループに異動になったのですが、プロジェクトマネージャーを任されることになったものの、私にPCの入れ替えに関する経験があまりなかったので、クロス・ヘッドさんのサポートはとても助かりました。
前任者からの引き継ぎだけでは不安だったところを、手厚くフォローしていただきました。
クロス・ヘッド 佐村前任者の方からもPMが変更となる状況はお伺いしていて、私も設計を理解できていたので、大山様のご意見や、情シス担当、実際に手を動かす方のご意見から判断して、プロジェクトを完了させるためのタスクは私が主体的に整理する必要があると考えながら対応させていただいておりました。
大山様人員が足りない部分もあり、タスクを管理しきれない面があったので、そこをコントロールしていただきました。あとは、我々はActive Directoryの世界で生きてきたので、クラウドのMicrosoft Entra ID(Azure AD)を新たに採用するにあたり、ご相談をさせてもらって、アドバイスも的確にいただきました。わからないと思っているところも、汲みとって調べていただきました。
他にも、プラスアルファのご提案を途中でいただいて、非常にありがたかったです。
クロス・ヘッド 佐村具体的に挙げることは難しいですが、プロジェクトに入ったタイミングからJ-オイルミルズさん目線で動くということを常に考えていました。みなさんはお忙しい日々の業務をやりつつ、この大きなプロジェクトを完了させなければいけないので、どうすれば日々の業務と両立してご対応いただけるのかを考えたときに、クロス・ヘッドとJ-オイルミルズさんのどちらが対応した方が良いか、日々整理してご提案していました。
大山様我々とベンダーさんの打ち合わせにほぼクロス・ヘッドさんも入っていただきました。
ベンダーさんとの三社の打ち合わせでは、我々が技術的な部分で伝えきれない、まだそこまで理解が及んでいない部分はクロス・ヘッドさんに代弁していただき、我々が実現したいことを伝えていただいたことが助かりました。
また、ベンダーさんの提案において我々の理解が及ばないことがたまにありました。いわゆる言葉が通じない状態なのですが、そこを(クロス・ヘッドが)翻訳してくれたこともありました。
クロス・ヘッドさんからベンダーさんへ伝えていただき、ベンダーさんから伝えられことを(クロス・ヘッドが)翻訳して我々の理解を深めてくれるような役割をしていただいて良かったなと思っています。
大山様スケジュールを納期通りに進めるべきところ等、やはり第三者の目線が入っていないと、若干馴れ合いになったりしてしまいます。そこを馴れ合いにせずに、ある意味厳しく律してくれるような部分もあったので、もしクロス・ヘッドさんがいなければ、本当に期間通りに進んだかどうか、あまり自信がありません(笑)。
他にも我々はインフラ・セキュリティグループですけれども、他のグループへの協力を仰ぐ必要がある部分もあったのですが、そこへの橋渡しもクロス・ヘッドさんにお願いしていました。
大山様繰り返しになりますが、顧客の立場に立って考えてくれる点で、非常に助かりました。
第三者の目線もありますし、J-オイルミルズの目線にもなってくれて……他人事化しない感じがしました。身内のようなかたちで、自社のことのように動いていただいたのが非常に助かりました。ベンダーさんによっては、(サポート内容が)ここからここまで、という部分があると思うのですが、そういうことはなく、深く入っていただきました。
大山様そこは前任者がうまくやっていたとは思いますが、それだけじゃないだろうなと。これはクロス・ヘッドさんの会社としてなのか、みなさんのお人柄なのか……本当に顧客の目線に入ってきてくれていると私は感じました。
大山様大枠のPCの入れ替えは3月で終わっているのですが、イレギュラーに古いPCが残っていたので、その入れ替えをまだサポートいただきたかった背景があります。
また、それ以上に数か月経過すると、少し設定など変更したいという要望が出てきます。そのときに、ドキュメントとしてはベンダーさんに収めてもらいましたが、ドキュメントを読み解くのが難しい部分があります。まず、どこを見れば実施したい設定が実現するのか、ということころを助けていただいて、それが今の状態でも我々にとっては必要だと思っているので、ご契約させてもらっています。
大山様スペックという意味でも、今までのPCではストレージも限界に近く、他にも課題がいくつかありましたが、それらがまず解消しました。
あとは、今回入れ替えるにあたって極力社員の手を煩わせないようにというのが一つのテーマとしてありました。入れ替えがすごく簡単だったということは、多数の社員から聞きました。他には、やはりスペックが上がったことによって生産性も向上していると思います。
また、入れ替え後も大きなトラブルもなくスッと開始することができ、良い評判も届いたので、それは本当にクロス・ヘッドさんのサポートのおかげかなと思います。
大山様Microsoft Entra ID(Azure AD)・Microsoft Intuneの活用を導入したこと・Windows Updateを常に配信することでネットワークの逼迫が発生していることが課題です。この残課題についても、クロス・ヘッドさんにサポートいただいて、ネットワークを少々太くするなど、暫定的な対策についてのアドバイスをいただいています。さらに、そのための設定なり、スクリプト配信の仕方も教えていただいて、それを実行して逼迫しないようにというようなサポートはいただきました。
大山様現段階では当座のネットワークの逼迫の問題があったのですが、来期に向けてのゼロトラストへのロードマップの策定が2024年のテーマとして挙がっています。たとえば昨今のランサムウェア等の高度なセキュリティ脅威が活発化するなかで、いわゆるゼロトラストをどのように進めるべきかというアドバイスも求めていきたいです。あとは毎月のアップデートの通信は問題ないのですが、年1回や、半年に1回の大型のアップデートについては、これからになるので、今そこを具体的に一緒に進めています。
大山様PC入れ替えのときに、もう1つ我々情シスのなかのテーマとして、ナレッジを積むことで、なんでもベンダーさん任せにして自分たちは何もできないのは避けよう、という点がありました。
我々が理解していないと全然わからなくなってしまうので、今回のプロジェクトを進めているときも、我々の知らないことを調べていただいたりご教示いただいたりしていたので、それを今後も継続していただいて、我々は知識を増やしていき、次のたとえば4、5年後、またリース期間が終わったときには、増やした知識でもう少し考えられるようにしたいと思っています。
直近では、ゼロトラストについて関連知識を教えていただいて、自分たちで構築していけるように、コーチングのような部分をクロス・ヘッドさんに期待しています。
クロス・ヘッド 佐村プロジェクト、ユーザーさんからご好評いただいたという部分は、大山様はじめプロジェクトに関わったみなさんが真剣に議論をして、そのための時間を持たれたのが大きく、みなさんが高い意識を持たれていたのが、J-オイルミルズさんの素晴らしいところであり、プロジェクトの円滑な推進につながったのだと思います。