導入事例
大末建設株式会社 様

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サイボウズ Garoonサーバーの老朽化・BCP対策の強化として、クロス・ヘッドのクラウドサービス「Garoon on AWS」を活用。インフラとアプリケーション双方に知見をもつクロス・ヘッドが、シームレスなクラウド移行を実現。

大末建設株式会社ロゴ
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大末建設株式会社 様

所在地
大阪市中央区久太郎町二丁目5番28号
設 立
1947年3月20日
資本金
4,324,497,237円
事業内容
総合建設会社として、業界トップクラスの施工実績を持つ住宅分野、多彩な建築物を幅広く手掛ける非住宅分野、既存建物の改修などを請負うリニューアル分野の3つの分野を柱としている。
URL
https://www.daisue.co.jp/
大末建設株式会社中鶴様
大末建設株式会社石田様
大末建設株式会社石原様
課題
オンプレミスサーバーの老朽化対策として短納期のAWS移行を完了させる必要があった。
解決
GaroonとAWS両方に高いノウハウをもつクロス・ヘッドの「Garoon on AWS」を活用。
効果
アプリケーションテストもワンベンダーに統合できたことで、コミュニケーションロスも少なく短納期でAWS移行を実現。

御社の事業内容について教えて頂けますか。

石田様総合建設会社として、業界トップクラスの施工実績を持つ住宅分野、多彩な建築物を幅広く手掛ける非住宅分野、既存建物の改修などを請負うリニューアル分野の3つの分野を柱としています。

皆様が所属するシステム部の役割について教えてください

石田様社内情報システムに関する全ての領域になります。アプリケーション開発からインフラの構築・運用保守、パソコン等のハードウェア・ソフトウェア管理、セキュリティ対策など、システム周りの諸々を対応しております。

グループウェアシステム「Garoon」のAWS移行を決断

これまでGaroonをどのように使用されていたかお聞かせください。

石原様オンプレミス版のGaroonは、これまで約9年間全社標準のグループウェアとして利用しておりました。社内メールやメッセージからスケジュールの管理、弊社の基幹システム等の各種社内システムとも連携しており、Garoonを開けば基本的に全ての情報を連携できるという、重要な社内ポータルという位置づけでした。

大末建設株式会社石原様

システム部 主任 石原様

Garoonをクラウドへ移行する背景について教えて頂けますでしょうか。

石原様今まで運用していたオンプレミスサーバーのOSライセンスの期限 が迫っており、老朽化対応としてサーバーのリプレースを検討していました。しかしオンプレミスは大きな災害時に、ハードウェア調達の期間を考えると、業務が1か月近く停止してしまうリスクがあります。「障害が発生したとしても、1日以内で復旧できるようにしていきたい」というのが、クラウドへの移行を決めた一番の理由でした。

中鶴様最近組織内にもDX推進の部署ができるなど、全社的にクラウドファーストを基本とする方針があったことも、今回の決定を後押ししました。

AWSでの構築を決めた理由について教えて頂けますか

石田様弊社のGaroonは、色々とカスタマイズしている部分がありました。システム連携や、ポートレットの部分で独自のものを組んでいたため、それらをそのまま活かせる形で、新しいクラウドに移行したいと考えていました。
その点においてAWSはサービスが豊富で、実際に環境構築する際に選べるインスタンスの選択肢も非常に多かったので、スケールアップにも柔軟に対応出来そうだなという期待がありました。
サポート面でもAWSは日本語のサポートが充実しており、同業他社でのAWSの導入実績も多くありましたので、AWSで構築することを決めました。

クラウドとGaroonの両方に幅広い知見をもつクロス・ヘッドへ依頼

クロス・ヘッドへ依頼された理由はどのような背景からですか

石田様当初、アプリケーションとインフラ部分を別々のベンダーに外注することを検討していました。しかし、マルチベンダーでプロジェクトを進める際、どのような責任分解点で作業を切り分けるかを含め、ベンダーコントロールが難しくなるだろうという課題を感じていました。
そうした中でサイボウズパートナーサイトを確認していたところ、クロス・ヘッド様がAWSもGaroonも対応ができるということを知りました。サービスページとしても「サイボウズGaroon on AWS」という正にドンピシャのサービスを提供していることが分かり、依頼させて頂くことを決めました。

GaroonやAWS以外のことでクロス・ヘッドとほかのベンダーに違いを感じられたことはありますか

中鶴様大きく2点あります。
まず1点目は提案内容です。クロス・ヘッド様はアプリケーションの特性を踏まえた、きめ細かな提案をして下さいました。特に、バックアップ・リストアについては他のベンダー提案にはない、クロス・ヘッド様がGaroonに対して多くのノウハウをもつことを感じられる内容でした。BCP対策の検証をした時も問題なくリストアができ、提案に対する実証も得られたため、かなり納得感もありました。

2点目が、AWSの保守についてです。クロス・ヘッド様では、「AWS請求代行サービス」による円建て支払いの対応だけでなく、AWSのトータルサポートを提案してくれました。
今後長いお付き合いをするにあたって、メンテナンスや保守など様々な面で相談できるという点でメリットがあるサービスだと判断しました。

大末建設株式会社中鶴様

システム部 副部長 中鶴様

プロジェクト全体で、懸念点などはありましたか

中鶴様一番気にしていたのは、スケジュールです。既存のサーバーにおけるOSライセンスの期限が迫っていたので、期限内かつ年度内に終わらせたいと思っていました。ただプロジェクトをスタートさせるのが年明けになってしまったため、予定通り移行が完了できるかどうかというのが一番の心配事でした。

石田様クラウドへ移行後、今まで通りGaroonを利用できるのか、ということもありました。また、弊社としては今回AWS上での運用も初めてだったため、ベンダー選定前までは不安はありました。ただ、クロス・ヘッド様にお願いすると決まった時には、どちらにも詳しいベンダーさんでしたので安心できました。

ワンベンダーによるメリットを生かし、短納期プロジェクトを無事完遂

移行費用に関しましてはどう思われていますか

石田様内容を考えると、非常に費用対効果は高かったです。
他社の提案ではGaroonサーバーをクラウド環境に移行するインフラ部分と、Garoonの動作検証を行う部分を複数ベンダーに分けて発注する必要があり、どうしてもAWSの作業とGaroonの作業が別になってしまい割高でした。
しかし、クロス・ヘッド様に依頼したことで、クラウド環境にGaroonサーバーを単純に移行するだけでなく、OSの最新化、Garoonのバージョンアップまで実施頂けました。そのため、今後の保守面や機能面でもメリットがあり、費用対効果は非常に高かったと思っています。

移行後、利用者からの反響はいかがですか

石原様今回バージョンアップも一緒にしていただいたこともあって、ユーザーからは今まで使えなかった機能、特にスケジュール等の機能を中心に評価を頂いています。
また、移行後にユーザーから使えない、遅いといった報告はありません。

中鶴様社員はほとんどAWSへ移行したことに気づいていないと思います。それくらいきれいな移行でした。意識させないことを前提に依頼していましたが、結果その通りになりました。クレームはゼロでしたので、素晴らしかったと思います。

今後、Garoon on AWSへ期待されていることをお教えください。

石原様自社拠点内に設置しているサーバーをクラウドへ移行することで、法定停電時にサーバーを停止する必要がなくなり、ユーザーには業務を継続して行って頂けるようになります。弊社は建設業ということもあり、特に土曜日は外部で作業されている方が多いのですが、計画停電作業中も社員がメール等を自由に使えることに期待しています。

全体を通して、クロス・ヘッドの対応はいかがでしたか

石田様クロス・ヘッド様にお願いして良かったと思っています。
年度内の完了を目指す中でプロジェクトをスタートするのが年明けになってしまい、3か月以内での移行という非常にタイトなお願いになってしまいました。そのような短納期の中でも、クロス・ヘッド様はうまくスケジュール管理してくださり、期限内でシステムを納品頂けました。マネジメント力と技術力の高さを改めて感じています。

また、コミュニケーションも小まめに取って頂け、その点でも非常に安心感がありました。週次のミーティングに加え、必要に応じてご担当の方やリーダーの方とお話させて頂きました。皆さんとても話しやすく、認識の齟齬がないようにちゃんとコミュニケーションしていただけました。

AWS環境への移行は今回が初めてでしたので、スムーズに移行できるのかとても心配でした。ですが、提案段階から感じられた技術力の高さ、細かなコミュニケーションマネジメントから、安心してプロジェクトを進めることができました。

大末建設株式会社石田様

システム部 担当課長 兼 DX推進本部 DX推進部 システムグループ 石田様

オンプレミス環境の全面的なAWS移行へ

今後の展望について教えてください

石原様弊社にはオンプレミスの環境にまだサーバーがあるのですが、それを随時AWSに移行する計画をしております。2023年から24年で、ほぼ全てのサーバーをAWSに移行したいと考えております。わからないことが多いので、移行について是非クロス・ヘッド様にはお力添えいただきたいなと思っております。今回はEC2での単純移行でしたが、今後はSQLサーバーなどの移行についても相談させて頂きたいです。今後とも是非、色々なご提案が頂けることを期待しております。

この度は貴重なご意見、ありがとうございました。

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