Amazon Web Services 導入事例
株式会社サジェスタム 様

MVNOビジネスの成長に対応するため
ITインフラをAWSに移行
ADサーバーとファイルサーバーを
4ヵ月という短期間でクラウド化

(写真左から、クロス・ヘッド 櫻井、株式会社サジェスタム 成毛様)

自社MVNOサービスを始め、他社向けのMVNOサポートサービス、ビリング(課金・請求)ソリューションなどを手がける株式会社サジェスタム。かつてオンプレミスでシステムを運用していた同社ですが、今ではMVNOビジネスの成長に対応するためITインフラのクラウド化を推進しています。今回は、サーバーの保守切れのタイミングでActive DirectoryとファイルサーバーのAWSへの移行を検討。クロス・ヘッドの支援を受けることで、4カ月という短期間での移行を実現しました。今後も、自社MVNOのサービス基盤など、全社のITインフラをAWS上に移行していく計画です。

株式会社サジェスタム 様
所在地
東京都千代田区霞が関3-2-5
設 立
2010年12月
事業内容
MVNOサポートサービス(MVNEサービス)、ビリングソリューション、MVNO、その他ソリューション・コンサルティングの提供
URL
http://www.suggestum.co.jp/
課題
本社移転により既存システムの管理コストが増大、MVNOビジネスの成長に対応するためにもクラウド化を決断
解決
クロス・ヘッドの支援のもと、ADサーバーとファイルサーバーを4ヵ月という短期間でAWS上に移行
効果
クラウド化により新サービスの迅速な提供が可能に、運用負荷の削減でリソースをより生産的な業務へ転用

MVNOビジネスの急激な成長に合わせシステム環境を刷新

サジェスタムの事業内容について教えてください。

成毛様自社MVNOサービス、他社向けのMVNOサポートサービス、ビリング(課金・請求)ソリューションの3つをビジネスの柱としています。自社MVNOは特定セグメント向けのサービスを展開し、長期の顧客も増えて順調に成長しています。MVNOサポートサービスでは、MVNO事業者およびこれからMVNO事業に参入する企業向けに、事業管理/マーケティング/顧客管理などの業務サポートや、MVNO事業に興味を持っている企業に対するコンサルティングを提供。管理対象回線数は既に数十万件に達しています。ビリングソリューションは複雑な課金機能を顧客情報管理とセットで提供するサービスです。コストと手間がかかる請求管理を切り出すことで、MVNO事業者は社内の負担を軽減することができます。

ITインフラはどのような体制で運用されているのですか。

成毛様規模が大きくない会社ですので、少人数体制で、パートナー各社に協力をいただきながら開発・管理・運用を行っています。

AWSを導入するに至った背景を教えてください。

成毛様きっかけは2016年11月の本社移転です。既存のITインフラは社内のサーバールームに物理サーバーを設置し、仮想化環境で運用してきたのですが、引っ越しによりサーバールームの面積が広くなり、空調などの管理コストが増大することになってしまったのです。

MVNOビジネスの成長に対応するという意味もありました。売上が伸びている中、新たなシステム環境をスピード感を持って構築していかなければならないのですが、物理サーバーで構築していては時間もコストもかかりますし、人的リソースも足りません。既存のサーバーの更新時期が迫ってきたこともあり、思い切ってクラウド化を決断しました。

クロス・ヘッドの技術力を買ってAWS移行のパートナーに選択

AWSを選定した経緯について教えてください。

成毛様2017年にAWSを使って社内のWebサーバーを立ち上げたことがあったのですが、サービスメニューが豊富だなと思いました。また、他社のMVNO案件でAWSを使ってサービスを構築した経験もあり、調達のスピード感とスモールスタートができる柔軟性に魅力を感じていました。

今回、移行したのはどのようなシステムですか。

成毛様Active Directory(AD)サーバーとファイルサーバーです。ADサーバーの移行にはセキュリティやネットワークの知識が必要で、当社だけでは対応できないため、パートナーと一緒にやることにしました。

パートナーにクロス・ヘッドを選んだ理由を教えてください。

成毛様設立当初の2010年から2011年にかけて、社内インフラの整備を依頼したことがお付き合いの始まりです。当時からITインフラやネットワークに強いベンダーという印象があり、担当者をはじめ全社的に高度な技術力を持った人材が揃っていることを実感していました。価格もリーズナブルで、社長からの信頼も厚かったため、今回もクロス・ヘッドにお願いすることにしました。

短期間でのAWS移行を実現

導入プロジェクトはどのように進められたのでしょうか。

成毛様2018年6月に契約してプロジェクトをスタート。4ヵ月という短期間で完了させ、10月より本稼働を開始しました。移行は合計3回に分けて実施。業務時間外の19時以降にシステムを停止し、先にファイアウォールを設置してバックアップ機を設定してから、段階を踏んで作業を行いました。

Amazon EC2を使った新たな環境は、既存の環境をベースにサイジングをお願いしました。この際、ファイルサーバーは不要なファイルを削除したり、アーカイブ化したりすることで必要最低限のデータ量に絞っています。セキュリティは、VPC環境にAmazon EC2を設置し、VPNでつなぐことで確保しています。

導入におけるクロス・ヘッドのサポートはいかがだったでしょうか。

成毛様提案段階のシミュレーションで、事前にコストイメージを持つことができたのが役立ちました。構築中は、AWSの設定の仕方やリソースを区別するための命名方法がしっかりしていると感じました。知識がないまま進めると後からの運用で混乱が起きますが、体系立てて設定ができたので私たちも勉強になりました。

新サービスの迅速な提供が可能に、運用工数の削減でリソースの有効活用も

導入後の状況はいかがでしょうか。

成毛様大きなトラブルもなく順調に稼働しています。ネットワークの関係上、ADサーバーは若干遅くなった気はしますが問題ありません。一番うれしいのは停電を気にしなくてよくなったことです。既存の環境ではビルで停電があるとADサーバーの再起動が発生し、トラブルの原因になっていました。その点、AWSならそうした心配をする必要がないので助かります。

導入の効果はいかがでしょうか。

成毛様物理サーバーを調達する必要がなくなり、システムを短期間で構築できるようになったのは大きいですね。これにより、新たなサービスを迅速にスタートさせることが可能になりました。加えて運用工数が削減されたのは大きな効果です。オンプレミスで障害が起こると、調査や対応などで3日はかかりますが、AWSならほとんどかかりません。こうして余裕の出たリソースをより生産的な業務へ回すことが可能になりました。

自社MVNOのビリングシステム基盤など全社のITインフラをAWS上へ移行

今後の展望について教えてください。

成毛様自社MVNOのビリングシステム基盤をAWSへ移行することを検討しています。今回の移行と並行してテスト環境を構築したので、いずれは本番環境も移行させる計画です。さらには、他のITインフラもハードウェアの更改のタイミングで順次AWSに移行し、物理サーバーを廃止していく予定です。

クロス・ヘッドへのご意見・ご要望などあればお聞かせください。

成毛様今回は、クロス・ヘッドの支援のおかげで満足のいく移行ができました。今後も他社MVNOのサービス基盤や自社の小規模システムなど、こまごまとした案件が出てくる可能性がありますので、引き続き支援を期待しています。

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