導入事例
クリフィックス税理士法人 様

クリフィックス税理士法人様 集合写真

(写真左から、クリフィックス税理士法人 藤井様、クロス・ヘッド株式会社 村野 佐村)

情シス業務の負荷や人員不足、セキュリティに対する課題をクロス・ヘッドの「情シスSAMURAI」によるヘルプデスクアウトソースやアセスメントと運用改善によるセキュリティ対策で解決。セキュリティ対策を強化しながらも情シス業務の負荷軽減を実現しました。

クリフィックス税理士法人様 ロゴ
クリフィックス税理士法人様 ロゴ
クリフィックス税理士法人 様
所在地
東京都千代田区大手町1-5-1 大手町ファーストスクエア イーストタワー5階
事業内容
税務・会計顧問、経理/給与計算等のアウトソース
M&A/事業再生、ファンド向けサービス
IPO支援、事業承継/相続税・贈与税申告
医療法人/社団・財団法人
URL
https://www.clifix.or.jp
藤井和博様
課題
情シス業務の過負荷、より品質の高いセキュリティ対策の模索
解決
『情シスSAMURAI』利用によるヘルプデスクアウトソース、アセスメントと運用改善によるセキュリティ対策
効果
情シス担当者の業務負荷軽減、セキュリティ品質向上

御法人の業務内容をお教えください。

藤井様クリフィックス税理士法人という税理士業務の法人です。当法人は税理士法という特別法に基づき設立されています。「お客様が1年間の税金の申告をする」ためのお手伝いがメインの業務ですが、税務のみならず会計も対応していく税理士法人というのが我々の特色です。税理士になるためには税理士試験、会計のプロである公認会計士になるためには公認会計士の試験を受ける必要があり、この2つは似ているようですが、異なる点もあります。我々はお客様のニーズに応え、極力担当1名で税務と会計両方のご相談に応じられるよう、採用後に教育を行っています。我々は25年前に創業した時から、“Client First”を掲げていて、「Clifix」という名前にも“Client First”という想いが込められています。

藤井様の業務内容を具体的にお教えください。

藤井様全従業員数が約120名で、9割が税務・会計業務の担当およびそのアシスタントです。残りの1割が間接部門になります。私の所属する企画管理部には約10名いまして、ここは税務・会計以外の業務すべてを担当しています。具体的には、システム、人事、経理、総務などなどです。私が部長として総括させていただいています。

システム面でのニーズが多い中で情シス人員の拡充が課題だった

情シスに携わっている方は何名いらっしゃいますか?

藤井様純然たる情シス担当者が2名。それとは別個にDXなど新しい取り組みをする1名がいます。

情シスは業務量が多いかと思います。ご担当が2名ということで今まで困ったことはありますか?

藤井様そうですね。2名のうち1名は少し前に入社したのですが、実はそれまで情シス担当は1名体制でした。税務会計の担当者あるいはその先にいるクライアントから、いろいろなシステム面でのニーズが多い中、やはり1人だとなかなか満足のいく対応ができないこともあり、人員の拡充というのがここ2、3年大きな課題の1つになっていました。

情シスSAMURAIの導入の背景についてお伺いします。情シス業務をアウトソースすることになった経緯を具体的にお教えください。

藤井様1人だと業務をこなせないという単純なボリュームの問題です。クロス・ヘッドさんにお願いする以前からも同じような会社にスタッフを派遣していただいていたのですが、スキルがちょっとミスマッチしていた、あるいはなかなか定着せず短期で入れ替わってしまっていました。その中で、より腰を据えて一緒にやっていただける会社を探していたというのが2年前の話になりますね。

クロス・ヘッドに情シス業務をアウトソースする以前、人員不足の他にも何か課題はありましたか?

藤井様セキュリティに関しては、やはり数年前に比べて格段にクオリティの目線が上がっているので、そこへの対応も大きな課題としてありました。我々が取り扱っているものは有形のものではなく、税務・会計業務に対するノウハウと、その先にいらっしゃるクライアント様の企業情報です。この2つを組み合わせて我々は付加価値を提供できますので、やはりクライアント様の財務に関する情報は絶対に漏洩してはなりません。万が一漏洩したら信用が失墜して、我々の経営そのものに大きな影響を与えるという認識でいます。やはり、セキュリティ面に関してはかなり高い目線でやっていかねばならぬという思いで対策している最中です。

藤井和博様

(クリフィックス税理士法人 藤井様)

クロス・ヘッドとパートナーを組んだことで、今まで気づかなかった情報セキュリティに対する課題が浮かび上がってきたということはありますか?

藤井様そうですね。運用改善のためオンサイト対応していただいている方がいらっしゃいますが、当法人以外の企業のセキュリティ、情シスも担当されていますので、その知見をフィードバックいただいて、我々のセキュリティを高めていけるのかなと思っています。

クロス・ヘッド 村野一般的に対応すべきセキュリティのチェック項目を提示させていただき、一緒に社内の情報システムのアセスメントをしています。アセスメントで見えた課題に対して、必要な対応を提案させていただき導入・対策するなどしています。

差し支えのない範囲でセキュリティに関する解決してきた課題などを具体的にお伺いできればと思います。

村野簡単なところで言えば、ファイルサーバーのアクセス権を統一したり、データ保持の観点でバックアップの方式や頻度を変更したりしていますね。あとはクラウドドライブを使っているので、お客様とデータ共有を行う際、クリフィックスさんとして、どういうルールを設けるべきかという基準を一緒に考えさせていただいたりしています。

クロス・ヘッドをパートナーに選定した決め手は「誠実さ」

情シスSAMURAIをお知りになった経緯をお伺いします。まず、クロス・ヘッドはどんな経緯でお知りになりましたか?

藤井様「情シスSAMURAI」を導入した2年前、私はまだ入社していなかったのですが、パートナーを探していた情シス担当者からは、インターネットで調べていく中でクロス・ヘッドさんのことを知ったと聞いています。何社かと打ち合わせをさせていただき、その中でクロス・ヘッドさんのご担当の方が非常に誠実な印象だったことが決め手になったとのことです。

村野クロス・ヘッドはできること・できないことをちゃんと説明してくれて、誠実な方が対応してくれたので「いいな」と思っていただけたと聞いています。

情シスの支援サービスを導入するにあたってセキュリティ対策を重視していたとお伺いしました。

藤井様当法人では代表自身がセキュリティや情シスについて広く情報を集めており、トップ自らセキュリティへの危機意識がありました。

村野他社で発生したセキュリティ事故があると、代表はいつも「同じことがうちで起こらないのか?」「大丈夫な理由は何だ?」と気にされるので、問題がないかどうかの確認とその理由を説明しています。世間的にセキュリティインシデントが増えているので、他社の事例などの情報をまとめて「クリフィックスの対策に不足がないか、網羅的に検査しよう」といったことを仰っています。

藤井様自らハンズオンで情報セキュリティ対策を学ぶなど非常に意識が高いです。ひとえに冒頭申し上げた“Client First”に関わってきますが、クライアントに迷惑をかけないようにという考えから、必然的にセキュリティのところに目がいくのだろうなと思っています。

セキュリティ以外、たとえばヘルプデスクなど、他にも重視・注意されていた点はありますか?

藤井様ヘルプデスク対応をお願いする前は、社内からの問合わせが1人の担当者に集中していました。それを、クロス・ヘッドさんのヘルプデスクで一次受けしていただき、解決できるものはご回答いただくという体制を作ったことで、負担が減ったのは大いなる成果だと思っています。特に、コロナで在宅勤務が始まってからはテレワーク固有のトラブルが増えていた状況でもありました。

村野自宅のPCに社内のデータは絶対に持ち出さないというルールになっているだけでなく、仕組みでもデータを持ち出せないようにしています。具体的には、VDIという画面転送の技術を利用して、自身のPCにデータを保存しなくてもリモートで作業だけはできるという環境です。

クロス・ヘッドの方々にコミュニケーション部分でのご要望はありますか?

藤井様そこは非常に満足しています。2名の担当者に週の半分ご訪問いただくような形をとっていますが、お二人とも優秀で、かつ親身に対応いただいているので、うちの社内からの信頼も非常に厚いです。本当によくやっていただいていると思っています。

今後はクロス・ヘッドと攻めと守りの両面でDX推進に取り組む

情シスSAMURAI導入後の効果についてお伺いします。情シス業務の負担が軽減したことで他の業務に注力できるようになった他にベネフィットはありますか?

藤井様セキュリティ面のノウハウ、知見については、社内から我々情シスに期待されているところだと思いますので、サポートいただき非常にありがたいなと思っています。セキュリティ面の課題一覧を可視化して整理するといった課題管理を一緒に対応していただいています。

今後の展望についてお伺いします。情シスに関する今後の展望等がありましたらお教えください。

藤井様やはり世の中では、不正アクセスを含めたセキュリティの被害が多いと思いますので、万全の体制でセキュリティを高めたいです。あとはDXですね。我々でいろいろとシステム化を進めつつ、クロス・ヘッドさんに必要に応じてご助言、ご指導、サポートいただければなと思っています。攻めと守り、両方の立場で進めたいと思っています。

今後、情シス支援サービスの導入を検討している会社に対して、先行導入者としてサービス選定のポイントなどがありましたら、ぜひお教えください。

藤井様1つのプロジェクトと捉えるのであれば、コスト、クオリティ、スケジュール、この3つに収れんされると思っています。会社ごとに置かれた環境は違いますので、多少クオリティが低くてもコスト重視の会社もあれば、何はともかくスピード勝負でスケジュール重視という会社もあると思います。その中でも我々はクオリティに一番重きを置いていて、そこに当てはまったのがクロス・ヘッドさんだったわけです。

クロス・ヘッド 佐村導入時私が実際担当をさせていただいたのですが、代表は入念にできること・できないことをチェックされていました。対する我々も誠実に仕事をするスタンスでしたので、求める品質を提供できる体制を準備しました。導入時の他社への提言という点では、責任のある方がしっかり自分の目でご判断いただくというところが、クリフィックスさんの素晴らしいところです。

藤井様引き続き、セキュリティだけでなくIT全般のご支援をいただければと思います。

今後も“Client First”を実現し続けるため、業務の効率化やセキュリティ品質向上のお手伝いをできればと思います。本日はインタビューにご協力いただきありがとうございました。

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