導入事例
株式会社fundbook 様

集合写真

(写真左から、クロス・ヘッド 岩立、小川、株式会社fundbook 平山様、クロス・ヘッド 戸村)

担当者の退職による情シスの体制不安を、『情シスSAMURAI』によるチーム体制での支援によって解決。情シス担当者が情シス未経験であっても意思決定ができる体制を構築し、コア業務に専念しながら目指すIT環境も実現。

株式会社fundbook様 ロゴ
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株式会社fundbook 様
所在地
東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー25F
資本金
20億円 (資本剰余金含む)
事業内容
M&A仲介事業
※中小企業庁M&A支援機関登録制度 登録企業
URL
https://fundbook.co.jp/corporate/
株式会社fundbook 事業戦略本部 テクノロジー戦略部長 平山聖晃様
課題
希望する条件を備える情シス経験者の後任が見つからなかった。
解決
『情シスSAMURAI』によるチーム体制での迅速な支援体制と、情シス業務に関する情報と技術の提供。
効果
情シス未経験でも意思決定ができるサポート体制を獲得。細かい情シス対応は依頼することで、コア業務に集中し、兼務の業務が両立できる体制を獲得。

御社の事業内容を教えてください。

平山様M&A仲介企業として、中小企業を対象にM&Aの成長戦略だったり、事業承継を検討する経営者の方を支援する業務をさせていただいています。売り主様、買い主様それぞれに対して仲介として業務をしています。
弊社の強みとしてテクノロジーと営業の2軸でマッチングやM&Aを対応しており、専門アドバイザーとテクノロジーを活用したマッチングプラットフォーム「fundbook cloud」の2つを組み合わせて、ハイブリッド型M&A仲介というかたちでサービスを提供させていただいています。

平山様の業務内容を教えていただけますか?

平山様情報システム部とテクノロジー戦略部の2部署に所属しています。まず情報システム部としては、今年の4月から着任しており、一般的な情シスの業務と同じで、IT資産や社内のネットワークなどの運用・保守を担当しております。あとは新しいシステムに関する相談にも対応しています。
テクノロジー戦略部としては、先ほども申し上げた「fundbook cloud」というサービスの開発でしたり、基幹システムでCRMを昨年の12月にリリースしましたが、その開発・保守・運用をしております。

平山様は情報システム分野未経験ながら、ITリテラシーがかなり高いと伺っています。情シス分野のナレッジは、どのように習得していますか?

平山様今までシステム開発に携わってきたので、ネットワークや機器についてまったくわからないという状況ではなかったのですが、情シスの業務内容はあまり把握していなかったので、着任する前に前任者から引き継ぎを受けたり、自分なりに調べたりして、なんとか対応しています。

情シス業務をアウトソースすることになった背景を教えてください。

平山様前任者が退社することが決まり後任者を探していましたが、なかなか見つからなかったので、システムに近いということで私が担当させていただくことになりました。さすがに未経験で1人ですべてを見るのはかなりリスクも高いということで、サポートしていただける業者を探し始めたのがきっかけです。

インタビュー中の様子

(株式会社fundbook 平山様)

クロス・ヘッドはどういった経緯でお知りになりましたか?

平山様過去の実績やチーム体制などのいろいろな条件があるなかで、前任者が広く探していましたが、いくつかの候補のなかの1つがクロス・ヘッドさんでした。

クロス・ヘッドのどのような点に着目されましたか?

平山様問題が起こって対応が遅れてしまうと、パソコンやネットワークが使えなくなってしまうと業務上のリスクが大きいので、すぐ対応していただけるのかというのと、チーム体制で対応してくれるかは、かなり気にしました。

技術力は当然気にするとして、それ以外にもチーム体制によるサービス提供も必要だと?

平山様私が兼任で情シス業務にかかりきりになるのは難しく、こまごましたところや調査などはお願いするかたちになると思っていたので、(サービス提供側の)体制は一番重視しました。
チーム体制であれば、やはり何かあった時にすぐ誰かに対応してもらえたり、クロス・ヘッドさんの担当者が変わったとしても、情報を共有してすぐに対応いただけると思いますので。

チーム体制でのご支援や過去の実績、オンサイト対応が選定の決め手に

今回クロス・ヘッドを選定した理由について教えてください。

平山様先ほどお伝えしたチーム体制もそうですし、出社していただいて実際に機器を確認していただける点が大きかったかなと思います。

前任の方が退職されるまでの猶予期間は、比較的ありましたか?

平山様1か月から2か月あったかどうかくらいですね。
引き継ぎ対象が多かったので、まずは何を引き継がなければいけないのかリストアップをしました。ひとつひとつ実際に対応する時にクロス・ヘッドさんに一緒に対応してもらったり、前任者から説明だけ受けてひとまず完了というのもありました。

引き継ぎの時にクロス・ヘッドも参画していることで、どういったメリットがありましたか?

平山様自分がわからない領域に対して、ちょっと聞きたい時とか、あとはやり方を相談したい時とか、気軽にお声がけができたので、そこはすごく大きかったなと思います。

具体的にどのような相談をしましたか?

平山様たとえばAD(Active Directory)サーバーの除却をすることになった時、どのようにEntra(Microsoft Entra ID)やGoogle Workspaceに、アカウント情報などが流れていくのかがわかりませんでしたが、クロス・ヘッドさんに調べてもらって、説明を受けて理解できました。わかりやすく説明していただけて助かりました。

前任の方が退職されるということで、やはり不安要素は大きかったですか?

平山様ドキュメントはしっかり揃っていたものの、やはりブラックボックス化しているところもあったので。システムの構成やキッティングの設定方法などで明確でない部分もあり、やはり不安は大きかったです。

そういった不安の払拭・解消、さらにはADサーバーとEntraのハイブリッド状態をEntraへ移行していくという課題の解消もクロス・ヘッドに支援を依頼した理由でしょうか?

平山様ADサーバーとEntraの両立てで動いているというのは、着任してから知ったことですが、前任者からも「ADはほぼ意味をなしておらず、Entraだけでもいけるんじゃないか」ということを聞いていました。であれば、なるべく管理対象を減らしたかったので、このタイミングで統合するために相談させていただきました。原因調査をADサーバーもEntraもとなると時間も取られますし、運用コストが高いなと思っていたので、Entraだけ調べれば対応できる環境を目指しました。

現状、オンサイトでの作業頻度はどのくらいですか?

平山様最初は週2回で、今は週1回来ていただいています。

サービス導入にあたって、注意していた点などをお伺いできればと思います。

平山様弊社のIT管理などをすべてお任せするつもりで選んでいたので、まずはそこがしっかりお任せできるかどうかというのと、最終的に判断するのが私になるので、未経験の私でもちゃんと判断ができるようなサポートをしていただけるかというところは重要でした。
あとは情シス以外の別の仕事もしながらなので、自発的にヘルプや、問い合わせなどに対応していただけるかどうかも選定ポイントでした。

今後はADサーバーを除却されるということですが、それに伴ってどのようなことを注意されていますか?

平山様現状、ADサーバーがすべてアカウント管理をしており、除却したあとにも現行の管理体制が維持できるのかどうか、新しい社員が入ってきた時に、必要なサービスだったりツールが問題なく使えたり、退任された時にアカウントを消せたりできるか、というところは気にはしています。

となってきますと、やはり事前調査も重要ですね。

平山様そうですね。ひとつひとつ確認しながら、Entraについて調査や検証をしていただいて、実際ADサーバーに登録せずにEntraだけに登録して動くのかどうかというのも検証してもらっています。
あとは移行ですね。ADサーバーを除却する際に切り戻しに関するリスクがあるのですが、問題が起きると最悪業務を止めてしまうので、万が一うまくいかなかった場合に、ちゃんとリカバリーができる対応策を提示していただいているので、そこは安心しています。

ハイブリッド移行されているのは、やはりリスク管理のためですか?

平山様はい、業務を止めないというのが第一と思っているので、そこはなるべく影響はないようなかたちで、確認が取れれば一気に切り替えて、通常通り業務ができるようにしたいと思っています。

いろいろとお伺いしましたが、改めて情シスSAMURAI導入後の効果を教えてください。

平山様まず着任後、アカウント管理とか危機管理が管轄の部門でそれぞれのリストを持っており、一元管理ができていないという課題がありました。そこもクロス・ヘッドさんに相談させていただいて、いろいろなサービスを紹介していただきました。そのなかで1つサービス選定をして、今は一元管理ができる基盤を整えられているので、そこは1つの効果ですね。
あとはさきほど話した、ADサーバーとEntraの統合ですね。それも導入効果を感じているところになります。

シャドーITの把握に課題感を持たれていると伺っていますが、かなり頭を悩ませていましたか?

平山様はい、最近で言うとAI系のサービスがたくさんリリースされていると思いますが、やはりM&A仲介というのは情報が外に出せない、機密情報がとても多い仕事になるので、気軽にAIとかに投げてしまうと情報漏洩などにつながってしまうので、そこはすごく気を使っています。
シャドーITはクロス・ヘッドさんが紹介してくれたサービスによって見える化はできたので、その次のステップとして「このサービスを使っていいのか」とか「ここは遮断しよう」とかを、ひとつひとつ確認ができれば、課題感はなくなってくるのかなと思います。

平山様は2つの部署に所属されていて、かなりご多忙と思います。クロス・ヘッドに情シスの支援を依頼することで、何かベネフィットを感じられていますか?

平山様自分の業務に専念できる時間は確保できますね。今、基幹システムや、BtoB向けのサービスを展開させていただいているなかで、そこの業務時間を削ってしまうと、サービスの品質を低下させてしまうリスクもあるので、そこは大きかったです。

クロス・ヘッドさんがいなかったら、もっと大変だった

コア業務にかけられる時間が増えたと?

平山様(現部署に)着任した時からクロス・ヘッドさんと一緒に対応しているので、減ったというよりはクロス・ヘッドさんがいなかったら、もっと大変だったんだろうなと思います。

インタビュー中の様子

先ほどからご評価いただいているのかなという印象ですが、これまでの対応を振り返っていただいて、クロス・ヘッドの対応品質について忌憚なく感想やご意見を頂戴できればと思います。

平山様未経験領域でも責任者として立たせていただいているなかで、けっこうプレッシャーや、責任は強く感じてはいたのですが、気軽に相談できる方々と一緒に対応できるのは心強いです。やはり1人では解決できないだろうなという技術的な部分で難しい部分もいくつかはありましたが、1人では対応が難しいところもしっかり答えていただいて解決していただいているので、個人的には悪い部分というのは感じてはおらず、お願いして良かったです。

情シスSAMURAIを導入している御社から、類似の課題を抱えている企業に対して、これまでの経験を踏まえて、アドバイスをいただけますか?

平山様情シスは前任者が退職するにあたって採用もかけましたが、経験者で、かつ判断ができる方となってくると本当に見つからないんです。
そのなかで情シス未対応な方が見ることになった時に、やはり相談相手だったりとか、しっかり経験だったり、実績があるところに相談したいかなと思うので、クロス・ヘッドさんは本当に幅広く相談とかご対応いただけるので、お勧めできるかなと思います。

ちなみに情シスSAMURAIを導入されていることに関して、経営層からはどんな反応がありますか?

平山様最初の選定のタイミングでは訪問回数や、支援の対応範囲、会社としてはひとり情シスでも社内の運用が回るのか、のような部分はすごく気にされていたので、2、3か月くらいクロス・ヘッドさんの支援を見てもらい、安心して任せられると判断してもらえました。

最後に、御社にとって、平山様にとって、クロス・ヘッドがどういう存在なのかまとめていただけますでしょうか。

平山様本当に気軽に相談させていただける心強いチームかなと思っていて、最初はやはり未経験で1人で見なきゃいけないというところで不安でしたが、本当にきちんとすべて真面目にと言いますか、応えていただけるので、そこは本当に信頼が大きいかなと思っています。なので、頼れる仲間のように思っています。

クロス・ヘッド 小川元々ドキュメントを整えてくださっており、非常に管理がしっかりされていて驚きました。そのなかで自分たちの力をどう発揮すべきか考えて、今やるべきこと、できることを比較しながら対応させていただいています。何かもっと注文がありましたら言っていただきたいです。

平山様ありがとうございます。
ほかの作業で集中している時など、反応が遅れたりとかするので、そういうところを拾っていただけると、よりありがたいかなと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

ありがとうございました。今後も御社の心強いパートナーとして伴走できるよう、能動的なサポートに努めてまいります。

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