kintone 導入事例
第一カッター興業株式会社 様

営業が情報を個々で抱えて動いてしまうことに問題を感じ、kintoneを導入。
クロス・ヘッドと協力し顧客管理の脱属人化に成功!

集合写真

(写真左から、第一カッター興業株式会社 古木様、安達様、クロス・ヘッド株式会社 大竹、第一カッター興業株式会社 砂川様)

第一カッター興業株式会社ロゴ
第一カッター興業株式会社ロゴ
第一カッター興業株式会社 様
所在地
神奈川県茅ヶ崎市萩園833番地
設 立
1967年8月9日
資本金
4億7,030万円
事業内容
切断・穿孔事業、ウォータージェット事業、汚泥中間処理事業、下地処理事業、ビルメンテナンス事業、リユース・リサイクル事業
URL
https://www.daiichi-cutter.co.jp/
第一カッター興業株式会社安達様
第一カッター興業株式会社古木様
第一カッター興業株式会社砂川様
課題
入札情報をエクセルで管理しようと試みたがうまく運用することができなかった
解決
クロス・ヘッドの支援を受けて、業務改善プラットフォーム『kintone』を導入
効果
顧客情報を可視化、共有化しやすくなり、脱属人化に成功 

情報を一つに集約できるようにしたい

お客様の事業内容について教えて頂けますか。

砂川様当社の主な事業は、創業時から行っている、コンクリートやアスファルトの切断・穿孔(穴開け)です。対象は、道路、橋、建物などになります。その派生であるウォータージェット事業もございます。水の力でコンクリートを破壊したり、塗料をはがしたりする作業となります。そのほか、ビルメンテナンス事業やリユース・リサイクル事業なども行っております。
創業55年を迎えておりますので、切断・穿孔の分野に関しては55年の歴史がございます。よく高速道路のリニューアルCMが放映されておりますが、当社はコンクリートの床板(橋の床)を切断するという部分で貢献させてもらっております。また、切断というのはライフラインの整備にも必要になってくるので、そうした分野の整備にも貢献しております。

安達様「切る」「はつる」「洗う」「はがす」「削る」という5つのキーワードにて事業展開しております。

古木様グループ会社含めて全国に展開しております。専門工事業界では唯一上場もしており、リーディングカンパニーになるかと思います。工事というと、重機が動いているというイメージがあると思いますが、我々はどちらかというと小さい専門道具などを使って手作業で仕事を組み立てていくことが多いです。

硬い工業用ダイヤモンドを使用した工具

硬い工業用ダイヤモンドを使用した工具。コンクリートから金属まであらゆるものを切断・穿孔(穴あけ)が可能。

皆様の役割についてお話しいただけますでしょうか。

安達様営業と工事、安全以外の部分、バックオフィス系のとりまとめを行っております。人事、総務、システム、財務経理、法務。これらの責任者をやらせていただいております。

古木様工事と営業を見ております。営業所や支店にも在籍しておりますので、そちらの管理もしております。

砂川様営業本部に在籍しております。主な業務は、営業支援です。営業のカタログ、工事の積算に絡むサポート、営業に関わる研修などを担当しております。
kintoneに関しては営業支援の延長として、私がメインで担当しております。ほかには研究開発に関わる知的財産なども担当しております。

kintoneを導入した背景をお聞かせください。

砂川様サイボウズOfficeの前に、じつはサイボウズのドットセールスを使用していました。10年くらい前に導入したんですが、結果としてほとんど活用しきれませんでした。kintoneの導入を検討する1、2年前くらいから、サイボウズOfficeのほうを一旦使ってみようと。営業中心に使ってみたんですけれども、そちらも活用しきれませんでした。すべて内製で運用したこともひとつの原因だったと思われます。
具体的にどう活用できなかったかというと、情報の共有がきちんとできませんでした。
やはり営業はすべての情報を個々で抱えて動いてしまう、というところに改善が見られなかったということで、kintone以外にもG Suiteだったりとか、Salesforceとか、いろいろな候補を考えていました。
いろいろ検討したなかで、もともとサイボウズのGaroonを社内のプラットフォームとして使っていますので、親和性が高いのではないかということで、あと価格面も含めて、kintoneを導入してみようということになりました。
ただ、ひとつ条件としては、内製だけでやっていくのはおそらく同じことになるだろうということで、クロスヘッドさんにサポートしていただきながら、実情今営業メインですけれども、できる限り実務に近いかたちで、情報を一つに集約できるようにしたいと思い、導入を決めました。

クロス・ヘッドへ依頼された理由はどのような背景からですか。

砂川様こちらの要望をいろいろお話したところ、要望をしっかりと理解していただいたところですね。ほかの企業にもお話はうかがっていたのですが、こちらの内情、要望をきちんと理解していただけなかったケースもありました。そういった意味で、クロスヘッドさんなら要望をきちんと理解してやっていただけるかなと思いまして。それが決めてだったかなと。

古木様kintoneのコミュニケーション機能を使って、大竹さんといろいろやり取りして、ご提案してもらうこともありました。「その方法があったか!」と。

問題発生時の初動がいいですね。

プロジェクトではどのような点に注意されましたか。

砂川様今も正直、課題ではあるんですが、運用面ですね。営業が80人弱いるなかで、どうしてもやはりそういったツールに慣れない、使えない、使わない、といった社員をどうしていこうかなと。
それはサイボウズOfficeのときもそうでしたし、kintone導入にあたっても、そこが社内的には一番ネックかなと。

古木様今までは簡単に見積もりがサーバーのなかでできたけれど、案件を登録したり、コードを作ったりするのが心理的なハードルでした。我々の中の話なんですけれども。

クロス・ヘッドの対応はいかがでしたか。

砂川様問題が発生した際、すぐ対応してくれることが、とても助かりますね。「アップデートした後、エラーが起きました」「こういった現象が起きました」とお伝えすると、大竹さんからすぐに連絡をいただけて。
現在弊社ではアカウントが190程度あり、私がクレームの受け皿になっています。何か問題が起きたとき、すぐ対応しなければいけないのに、答えが出ない。そんなとき大竹さんがサッと原因を調べて対応してくれます。

古木様問題発生時の初動がいいですね。

現在のkintoneの活用状況を教えてください。

砂川様まずは入札に関する情報を可視化、共有化しやすくなったことです。弊社は「こういった工事の仕事を、こういった会社が落札した」という入札情報を得て、その会社に営業をしています。これを入札アタックと呼んでいるんですが、kintoneを導入する前までは、事業所任せになっていることが多くありました。入札情報自体も十分に追いかけていなかったり、エクセルで管理しようとしてうまく運用できなかったり。
kintoneを導入してからは、入札情報を追いかけやすくなったほか、営業所の会議で入札アタック率を高めるよう促したり、逆に営業からは「先月は入札アタック率が下がっていたので、来月は上がるように改善します」という声が多く上がったりするようになりました。
2つ目に案件を共有しやすくなったことです。kintone導入前は、案件管理が属人化していた面がありました。営業所が多いこともあり、同じ仕事に対して、2つの営業所が対応してしまったということもあったんです。ひとつの案件に対してさまざまなお客様が関連していることがよくあるのですが、そういったところもなかなか共有できていませんでした。わざわざ特定の営業所の所長に連絡して確認することもありました。そういったこともあり「案件を全社的に共有しなければならない」ということが課題のひとつでした。

古木様kintone導入により、案件管理を脱属人化できましたね。レコードやお客様とのやり取りもチェックできますし。
それと顧客情報を管理しやすくなったこともメリットですね。

【構成図】
システム構成図

最後に、今後のkintoneの展開とSAPoTToに期待することもお聞かせください。

安達様管理部門でもkintoneの活用は検討しています。営業が先行していろいろ取り組みをしているなかで、第一カッター興業単体ではなくて、関連会社管理のところも含めてどう展開するか模索しています。
ひとつのプラットホームとして、クラウド化していく。今はまだサーバでのいろいろなやり取りや保存があるなかで、何をデジタル化して、共有できるのか。今後また広がりが見えてくると思うんですけれども、その際にはまたご指導いただきたいと思っています。

RECOMMEND

kintone導入サービスロゴ
kintone導入サービスロゴ

kintone導入支援サービス(SAPoTTo)

kintoneは様々な業務システムをスピーディーに作成できるクラウドサービスです。クロス・ヘッドはkintoneを用いてお客様のニーズに合わせた業務アプリを構築します。

kintone de かんたんDXロゴ
kintone de かんたんDXロゴ

kintone de かんたんDX

kintoneをフル活用し、スモールスタートで少しずつ着実に、効果を確かめながら、かんたんに、DXにつながる業務改善をご支援します。