導入事例
株式会社インフロント・メディカルパブリケーションズ 様

医学論文のオンライン文献検索システム『Scholaria』※1。開発には大容量ストレージやスケーラブルなインフラ環境が必要となり、当社導入支援のもとAWS上でサービス展開を実現。

集合写真

(写真左から、クロス・ヘッド 松永、インフロント・メディカルパブリケーションズ 榛葉様)

インフロント・メディカルパブリケーションズはiG-Holdingsグループ企業の1社です。主に医学論文投稿支援や文献の調査・分析を事業として展開しています。あおやまソフトラボと共同で開発した医学論文のオンライン検索システム『Scholaria』をより安定して稼働させるべく、AWSへの移行を行いました。

株式会社インフロント・メディカルパブリケーションズロゴ
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株式会社インフロント・メディカルパブリケーションズ 様

所在地
東京都中央区日本橋本町1-9-13
日本橋本町1丁目ビル9F
資本金
1200万円
事業内容
論文投稿支援、学会発表支援、文献調査支援、科学的ブランディング支援
URL
https://impub.jp/
有限会社あおやまソフトラボロゴ
有限会社あおやまソフトラボロゴ

有限会社あおやまソフトラボ 様

所在地
東京都渋谷区桜丘町23番17号
シティコート桜丘 408
設 立
2001年4月18日
資本金
300万円
事業内容
コンピュータソフトウェアに関する設計・開発・コンサルティング
コンピュータソフトウェアの販売
コンピュータネットワークに関する設計・保守管理・コンサルティング
URL
https://aolab.jp/
株式会社インフロント・メディカルパブリケーションズ榛葉様
課題
開発予定のシステム要件を満たせるインフラ基盤を用意したい。既に開発は進んでおり、データベースの移行も必要である。
解決
AWSでスケーラブルなインフラ環境を構築するために、クロス・ヘッドへ技術支援を依頼。
効果
開発途中のデータベースもマネージドサービス環境へ移行。安定的なシステム基盤の実現。

学術的な観点から、医学業界をサポート

お客様の事業内容について教えて頂けますか。

榛葉様医学論文の世界では、厳しい科学的客観性・倫理性を求められています。その様な中、健全で適切かつ迅速な論文発表を支援するために、当社を設立しました。当社では、論文投稿支援サービス(投稿先医の選定、論文執筆、編集、投稿、投稿後の作動対応のトータルサポート)を中心に、医学会発表支援や文献調査・分析の事業を展開しています。

今回、AWS上に展開されたサービスについて教えて頂けますか。

榛葉様医学論文オンライン検索システム『Scholaria』です。医師や研究者の方は信頼性の高い情報を得るために、日常的に医学論文を調査・分析しています。しかし、膨大な量の医学論文が存在しており、求めている論文を探すだけでも多くの手間がかかります。「膨大な論文の中から、必要な論文にいち早くたどり着けること」を目的とし、『Scholaria』の開発をスタートしました。

高いインフラスキルを評価し、クロス・ヘッドへ依頼

今回、クラウド化を検討された背景について教えてください。

青山様『Scholaria』の開発は2019年に開始。当時はレンタルサーバ環境で開発し、サービスを開始しておりました。しかし、運用する中で複数のシステムを稼働させると十分なパフォーマンスを発揮できないことや、想定以上のストレージサイズの肥大化から、レンタルサーバの限界を感じていました。クラウドなら解決できるのではと考えておりましたが、自社内で設計・構築・移行を行うのはノウハウやリソースの兼ね合いから難しく、信頼できるパートナーを探しておりました。

クロス・ヘッドへ依頼された理由はどのような背景からですか。

青山様ぼんやりとクラウドの可能性を考えていたそのころ、たまたまクロス・ヘッドさんからAWSに関するダイレクトメールが届いたんです。クロス・ヘッドさんとは数年前にお仕事をご一緒しており、当時はインフラ関連の優秀な技術者がいる企業だなと感じておりました。その会社が、クラウドの代表であるAWSにも注力されている。絶妙なタイミングでのアプローチに、すぐにご連絡させて頂きました。

データベースの課題をAWSとクロス・ヘッドで解決

プロジェクトではどのような点に注意されましたか。

青山様最も大きな課題はデータベースでした。開発中のデータはすべてMySQLデータベース上にありましたが、レンタルサーバ上での構築で抱えていたいくつかの問題を解消できるのか。私は3つの課題が解決されることが必要だと考えていました。1つ目にストレージのサイズ。データの量は今後も増え続けます。そのために、大容量でスケーリングも容易な環境が必要でした。2つ目にデータ移行。既にレンタルサーバ上で開発が進行している中で、開発スケジュールへの影響を最小限にしてデータをAWSへ移行できるのかどうか。3つ目に運用改善。システム運用の手間を減らし、開発により専念できる環境にしたい。
クロス・ヘッドさんには上記の課題を含む開発側の要望をお伝えし、AWSアーキテクチャの設計、及びプロジェクトのスケジュール作成をお願いいたしました。

クロス・ヘッドの対応はいかがでしたか。

青山様AWSアーキテクチャの提案では、当社の要件を実現するためにマネージドサービスであるAmazon Aurora MySQLを選択頂きました。Amazon Aurora MySQLはMySQLと互換性のあるマネージドサービスであり、ストレージもかなりの大規模容量まで自動拡張されるということで、当社の要望にぴったりの提案でした。

データの移行についてはデータベースのレプリケーション機能等を利用し、事前にデータを同期させることで最小限の切り替え時間でクラウドへデータを移行することをご提案頂きました。切り替え当日は、本当に僅かな時間で切り替えが完了できたため、大変助かりました。

マネージドサービスを活用することで、ユーザ側のメンテナンス範囲も削減。当社からの要望は全て実現頂けたと感じています。また、運用監視用にAWS環境とVPN接続が必要でしたが、そうしたネットワーク通信環境の整備にもご協力頂けました。当時の印象通り、ITインフラに強い技術者の方がいらっしゃる会社さんだなと改めて感じました。

榛葉様インフラの技術力については青山さんのお話にある通りですが、プロジェクトの進め方も非常に優れていたと感じています。定例会の頻度やスケジュール共有方法等のプロジェクト計画を提案頂き、計画通りに実施頂けたため、信頼出来ました。
当社では、AWSへの移行を行うのは初めてでしたので、何故その作業を実施するのかということから丁寧にご説明頂きながらプロジェクトを進めて頂けたたことも、非常に心強かったです。

【アーキテクチャ一図】
システム構成図

AIや分析サービスにも注目。より一層のAWS活用を目指して

現在の導入状況と、今後の展望について教えてください。

榛葉様現在は、無事にAWSへのサービスの移行を完了し、非常に安定したパフォーマンスを発揮しています。お客様のお声を聴きながら、今後は分析やAIを活用したサービスや付加価値の拡大を目指していきたいと考えております。AWSにはそうしたマネージドサービスの数々も提供されていると聞いています。今後開発を拡大させる際には、またクロス・ヘッドさんにご協力をお願いできればと考えております。

この度は貴重なご意見、ありがとうございました。

※1 Scholaria:https://impub.jp/service/scholaria/

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